シンポジウム「留学生と日本語学校と新聞の闇」のお知らせ
1960年代後半から長い歴史を誇る「新聞奨学生制度」。近年は人手不足や少子化から外国人留学生に頼る奨学会や販売店が急増。昨年は「朝日奨学生卒業祝賀パーティーの参加者は日本人35名に対し、留学生は311人」とニュースサイトで報じられました。
しかし、日本人の新聞奨学生ですらトラブルが多発している状況で、はたして留学生の働く環境が守られているのでしょうか?
「強制送還を恐れて役所にも相談できない。全くひどい状況です。こうした実態について新聞やテレビでは全く報じられません。新聞配達の現場は、今や留学生の違法就労なしでは成り立たない状況です。そんななか、“偽装留学生”問題について紙面で取り上げれば、『お前たちの配達現場で起こっていることはどうなんだ』と批判されることを恐れているのです。 」
SYNODOS 2017.01.11 これからの「共生」のために―外国人労働者をいかに受け入れるか
と、むしろ新聞奨学生の枠を飛び越え、外国人留学生の労働問題全体がマスコミタブーと化していると言われています。
新聞販売店や留学生の身に何が起きているのか?人身売買と呼ばれる理由。日本語学校の闇とは?マスコミの責任は?NPOや産別労働組合は何をするべきなのか?実際に外国人新聞奨学生を取材し4月に「移民クライシス~偽装留学生、奴隷労働の最前線」(角川新書)を出されたジャーナリストの出井康博さんの他、留学生の裁判を担当された経験を持つ指宿昭一弁護士らをお招きし議論します。
◆日時 2019年6月4日(火)18時30分開始(18時20分開場)
◆場所 東京ボランティア・市民活動センター会議室(飯田橋セントラルプラザ10階 東京都新宿区神楽河岸1-1)
◆主催 新聞奨学生SOSネットワーク
◆後援 新聞労連/新聞労連東京地連/新聞通信合同ユニオン
◆その他 当日ライブストリーミングによる配信を行う予定です